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コマンドプロンプトを活用せよ

Windowsユーザーはコマンドプロンプトを活用しよう。面倒な作業を簡単に実行できるので、使いこなせれば時間の節約になるはずだ。

しかし、コマンドを覚えるのは大変だ。そこで、まず覚えるべきコマンドは、どんなコマンドがあるのかを表示するコマンドだ。

 C:Usersmyfolder>help

と入力すると、コマンドの一覧が表示される。これを見れば、便利なコマンドがたくさんあることがわかるだろう。

次に、覚えておきたいのは、各コマンドの使い方だ。例えば、ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示するdirというコマンドの使い方を知りたい場合は、引数に/?を入力する。

C:Usersmyfolder>dir /?

これで詳しい使い方が表示される。

以上の2つを覚えておけば、コマンドの詳しい使い方を記憶しておかなくても困らないのだ。

ちなみに、コマンドを実行した結果を画面に表示するのではなく、ファイルに保存したい場合もあるだろう。そういう時に便利なのはリダイレクトという機能だ。

例えば、コマンド一覧をaaa.txtというファイルに書き出したい場合は次のようにコマンドを入力すればいい。

C:Usersmyfolder>help > aaa.txt

このように書くと、結果は画面に表示されるのではなく、aaa.txtという名前のファイルに書き出される。ファイルがない場合は自動で作成してくれる。ただし、既に同名ファイルがある場合は上書きされてしまうので注意が必要だ。そこで、上書きではなく追加書込みにしてくれる機能もある。

C:Usersmyfolder>help >> aaa.txt

ファイル名の前の>を2つ重ねると、追加書き込みになるのだ。

コマンドプロンプトを使う上で面倒なことは、ディレクトリの移動だ。cdコマンドを使ってディレクトリを移動するのは億劫に感じることが多い。そこで、便利な方法がある。

まず、移動したいフォルダをエクスプローラーで開く。次に、アドレスバーcmdと入力する。すると、当該フォルダーがカレントディレクトリになっている状態でコマンドプロンプトが起動するのだ。

ちなみに、cdコマンドで一つ上のディレクトリに移動するときは

C:Usersmyfolder>cd ..

のようにピリオドを2つ入力すればいい。使う機会は多いので覚えておくと便利だ。

コマンドプロンプトを使いこなせれば、煩わしい作業を簡単に済ませることも可能だ。

ただし、コマンドプロンプトは使い方を間違えると大変な事態を招きかねない。例えば、コマンド入力をミスして、フォルダ丸ごと削除などという大惨事が起きた例は何度も聞いたことがあるし、実際にファルダ内のファイルを全部削除してしまうということを自分でやってしまったこともある。

だから、使いこなすにはそれなりの知識と経験が必要だ。しっかりと勉強してから、まずはファイルやシステムに影響を与えないコマンドで慣れていくのがいいだろう。