mugaxのなんでも情報局

いろんな分野について発信していきます。

シン・受験勉強術

巷には効率的な受験勉強の方法について、たくさんの情報があふれている。それらは主に、どの参考書をどのようにやるかというものだ。「参考書ルート」という言葉まであって、ルートに従って参考書をこなしていけば志望校に合格するらしい。

しかし、ほとんどの受験生にとって、そういう情報を追いかけるのはあまり意味がない。成績が上がらない主な原因は、絶対的な勉強量の不足だからだ。まずは最低限必要な勉強時間を確保しろ。言いたいことはこれだけだ。

高校生なら「学年プラス2時間」の家庭学習が必要だ。ちなみに、これは最低ラインなので、もっとやってもいいくらいだ。
どんな勉強方法でもいいから、「学年プラス2時間」を半年以上やってみる。効率を考えるのはそれからでいい。初めから効率を追求してしまうと、効率を言い訳にして勉強時間を減らしてしまいがちだからだ。

家庭の事情でどうしてもアルバイトや家事をしなければならないとかいった事情がないなら、できるだけ多くの時間を勉強に費やすべきだ。志望校に合格することは、精神的にも経済的にも本当に価値のあることだからだ。

ただし、睡眠や食事の時間を削るのは全くお勧めできない。これらは健康を維持するために不可欠なものである。心身ともに好調である方が勉強が捗る。アスリートが体調管理に万全を尽くしているのと同じことだと考えればいいだろう。

とにかく勉強量を確保することが成績をあげるための確実な方法だ。少ない勉強時間で一流大学に合格しましたというアピールをする合格体験記などもあるが、それは話を盛っているか、小中学校時代に莫大な貯金をしていたか、映像記憶などの特殊能力の持ち主といったところだろう。

勉強に使える時間があるなら、それらを全て勉強に使うというのは悪いことではない。勉強時間を削ってゲームをしたり、スマホを触ったりするのは有意義な時間の使い方とは言えないだろう。