mugaxのなんでも情報局

いろんな分野について発信していきます。

英単語の覚え方

英単語の覚え方には2つの大きな派閥がある。ひとつは単語帳で覚える派、もうひとつは文章の中で覚える派である。

自分は大学受験生時代、単語帳で覚える派だった。具体的には、ターゲット1900を丸暗記した。夏休みのうちの約3週間、英語の勉強はターゲット1900だけしかやらなかった。常に肌身離さず持ち歩いて時間があれば貪欲にページを開いて、短期間に一気に覚えてしまおうという戦術だった。

作戦は成功した。予定通り、ほぼ全てを覚えることができて、英語の実力が確実に1ランク以上伸びた。リーディングができると自信を持って言えるようになった。

しかし、単語帳で覚える派には大きな欠点がある。ライティングでは通用しないのだ。長文読解は得意になったが、英作文は苦手なままだった。長文読解が大きな比重を占める早慶は攻略できたが、ライティングで差がつく国立の二次試験は散々な出来だった。

受験が終わってからは、文章の中で覚える派に鞍替えした。やってみると、これは効率が悪い。1900個の単語を3週間で覚えるというようなことは到底無理だ。だが、単語の運用力は向上する。ライティングとスピーキングだけでなく、リスニングにも効果があると実感している。

というわけで、英単語を覚えるときは、まずは単語帳を使って短期間のうちにリーディングで使える程度の単語力を身につけて、その後に文章の中で覚えてライティングにも使える運用力を身につけるというのがいいのではないだろうか。

要するに、2大派閥のどちらかだけでなく、両方を実行するということだ。始めから文章の中で覚えようとすると、達成感が得にくいし効率も悪いので、まずは単語帳を使って短期間で土台を作ってから、文章の中で覚えるということに取り組めばいいのだ。