クロスバイクを買うとき、ママチャリを買うのと異なる点がいくつかある。その中から3つ紹介しておこう。
1.クロスバイクはすぐには手に入らない
ママチャリの場合、自転車店に行って購入の意思を示せば、その場で商品を受け取ることができることが多い。
しかし、クロスバイクの場合は、受け取りまで数日以上かかると考えた方がいい。
なぜなら、クロスバイクの場合、客が欲しい商品を店がメーカーに発注して、メーカーから届いた商品を組み立てるという流れになることが多いからである。その過程で数日ないし2週間、在庫が不足している商品の場合は、さらなる時間がかかるのだ。
ちなみに、ホームセンターなどの自転車専門店ではない店で売られていることが多いルック車なら、ママチャリ同様にその場で受け取れることも多いだろう。
2.本体価格プラスαの費用を要する
クロスバイクは、ママチャリと異なり、ライト、鍵、ベル、スタンド、ペダルなどが標準で付属していないことが多い。
したがって、それらを別途で購入しなければならないのだ。
これらで1万円以上かかるとみておいた方がいい。
ちなみに、クロスバイクの空気バルブは仏式が標準なので、ママチャリ用の空気入れ(英式)は使えない。持っていない場合は空気入れも購入する必要がある。
3.サドルの高さ調整に六角レンチが必要
クロスバイクのサドルの高さを変えるとき、ママチャリのようにナットを手で緩めることはできず、六角レンチが必要になる。
したがって、購入したクロスバイクに乗って帰る場合、店でサドルの高さ調整を綿密にしてもらわないと、家に着くまで高さの合わない自転車に乗ることになり苦労することになる。
ちなみに、店で高さ調整をしてもらうとき、おそらく店員は高めを勧めてくるはずだ。しかし、それはサイクリングロードなどで長距離を速く走るために最適な高さなので、信号等の多い街中を走ることがメインなら、慣れていないうちは勧められた高さよりも少し低めに設定してもらう方がいいかもしれない。
初めてクロスバイクを買うとき、一番いいのは経験者に話を聞くことだ。職場や学校などでクロスバイクに乗っている人がいたら、アドバイスを求めてみたらいいだろう。きっと、親切に教えてくれるはずだ。